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| かつてホンダエンジンを中心にして4人のドライバーが覇権を争いました、その4人とは
セッティングの魔術師、アラン・プロスト 神に近づいた天才、アイルトン・セナ 豪腕のブルドック、ナイジェル・マンセル 高速サーキット巧者のネルソン・ピケ
プロストはマンセル、セナとチーム・メイトになったことがあり、ピケはマンセルとチームメイトになっています
第2期のホンダF1の最盛期、この4人は熾烈な優勝争いをしています 1986年ウィリアムズ・ホンダではピケvsマンセルの優勝争いが焦点でした マンセルは5勝をあげて初の栄冠と思いきやプロストに2ポイント差で逆転されてしまいます
87年もピケ、マンセルの優勝争いになりました マンセル5勝、ピケ3勝ですがポイントを確実に稼いだピケが3度目のワールドチャンピオンになりました (この年の3位にロータス・ホンダのセナが入りました) この頃からマンセルには「無冠の帝王」というありがたくない称号がつきました
88年ホンダはマクラーレンにパートナーを変更、セナ、プロストで16戦中15勝という正に圧勝のシーズンでした セナが初の王者に輝いた年でもあり、ターボエンジン最後の年でもあります(写真はRA168Eこの年のエンジンです)
89年全てのチームがNA(自然吸気)3.5Lで戦うシーズンこの年もセナ、プロストの争いで2人で10勝するも チームメイト同士の確執が表面化、セナの鈴鹿での失格裁定によりプロストが3度目の王者になる
90年フェラーリに移籍したプロストとセナの争いはまたしても鈴鹿でセナがプロストを1コーナーで弾き出して2度目の王者になる これでホンダは5年連続でコンストラクターズタイトルを防衛した
91年この年はマンセルの駆るウィリアムズ・ルノーが戦闘力を発揮してマクラーレン&セナを追い詰めるが1歩及ばずセナが3度目の王者になる この年にV12エンジンがデビュー、パワーはあるがシャーシの問題が表面化、ハイテクマシンFW14が迫る ホンダのカリスマ本田 宗一郎氏死去、ピケF1引退、シューマッハー、ハッキネンがデビュー
92年はマンセルの独走で始まった、昨年のFW14をさらにハイテク化したFW14Bで圧勝年間9勝をあげる セナはモナコで記憶に残るバトルを演じて6連勝が掛かっていた、マンセルを2位に従えて優勝、結局マンセルは1度もモナコでは 勝てなかった。プロスト休養宣言、ホンダF1活動休止、無限がV10エンジンを引き継ぐ
93年マンセルはプロストの計略に落ちてアメリカへ2年連続で現役F1&CART王者になる この年はプロストが4度目の王者になる セナはフォードV8で5勝、特に雨のセナは恐ろしく速かった、プロスト現役引退
94年5.1.セナがイモラ・サーキットで事故死、この年マンセルがスポット参戦で最終戦優勝を飾る
95年、マンセルはマクラーレン・メルセデスで数戦走って引退
こうして一時代を築いた四天王の物語が終わりました 今のドライバーを否定する訳じゃありませんが線の太いドライバーが少なくなっているのが寂しいです シューマッハーは歴史に残る現役最強のドライバーですがこの四天王のピークにデビューしていたらどうなっていたでしょう?
ホンダエンジンもそろそろ目を覚まして頂戴 06年第3期F1参戦ハンガリーGPにてジェイソン・バトンが優勝しました
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