F1からSUPER GTマシンの画像を紹介
企画室 モータースポーツからYahoo!(ヤフー)ディレクトリ登録記まで
| 今回の企画室は05年から国際格式にステップアップする事になったJGTC(GT選手権)の説明です GT選手権とは1994年から2004年までの11シリーズが開催されました 開催当時はまだまだ知名度の低いレースカテゴリーでした
その頃人気を博していたグループAが消滅、スカイラインGT−Rが行き場を失いその為に違うカテゴリーをGTアソシエーションという団体が立ち上げました まだこの頃はグループA改のGT−Rやノーマルに毛が生えた程度のフェラーリやカウンタックなどが出場していまして 当時のカテゴリーはGT1とGT2という2つのカテゴリーで争われていました
GT選手権にはあるレギュレーションが存在します その代表的なものがウェイトハンデ(性能調整)です、一見このシステムは不条理に思えるシステムですが 戦闘力のあるマシンの性能を落とし、逆に成績の振るわないマシンに対して馬力アップや最低重量を軽くする等の 処置が行われるというレースです もしF1の世界で下位チームが遅いから重量を軽くしてエンジンの馬力を20馬力アップのエンジンを認めましょう 逆にフェラーリは速過ぎるのでウエィト200kgを積んで予選を戦いなさい!なんて事ありえませんよね? しかしこのカテゴリーではそれがレギュレーションとして認められているのです 純粋なスポーツとは違うかもしれませんが、このレギュレーションにより多種多様なエンジン、排気量、ターボ、 エンジンレイアウトの違いそして多くのマシンが一同に介するスポーツイベントGT選手権が成り立つわけです
その結果国産メーカーを始め、フェラーリ、ポルシェなどの海外メーカーやガライヤ、VEMAC等の特殊なマシンまで複雑なレギュレーションの上でレースが行われます
現在のGT500では大体500馬力前後、GT300クラスでは大体300馬力程度に性能調整されています実際にはもっと馬力は出てますが
ただこの数年あまりにも速くなり過ぎたGTマシンにはちょっと怖さを感じます 鈴鹿サーキットではフォーミュラカー(F3)位のタイムでGT500は周回します、フォーミュラーは軽量なので コーナリング速度も速くても当然ですがGTマシンになると重量が1200s前後になってきます そうなるとコーナリング速度が上がれば上がるほどコントロールが難しくなっています、重量級のマシンをねじ伏せて 走る姿はもう限界値に近い所まで来ているのかもしれません
一方GT300クラスはGT500のノウハウをそのまま降ろして来るチームもあり急激に速くなりました しかしまだ多種多様なマシンとトップアマチュアからプロレーサーのバランスが取れており単純にバトルを楽しむのならこちらの方が面白いでしょう
今のGT選手権は「ハコ」のレースではなく「ハコ」の皮を被ったフォーミュラーレースです その事を踏まえて見るとこのレースの凄さが判ってもらえると思います もう吊るしのポルシェGT3R(立派なGTマシンです念のため)では戦えない状況になってます、 ポルシェが遅いのでは無く周りが速くなり過ぎたのです
そのGT選手権が今年(05年)から世界に飛び出します スーパーGTとして国際格式レースに生まれ変わります、これにより未知なる強豪マシンのエントリーが 望まれますが今の速すぎる国産GTマシンに太刀打ちできるのかが今後の課題でしょうか?
あまりにコストが掛かりすぎて撤退〜消滅という最悪のシナリオだけは考えたくないですが
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