さて今回の観戦記は８月２０日に行なわれた、第３５回インターナショナルＰｏｋｋａ１０００ｋｍの観戦記です、今回の１０００ｋｍは去年までとは違い

ＳＵＰＥＲ　ＧＴ第６戦に組み込まれシリーズ戦として行なわれる、そもそもこの１０００ｋｍレースは１９６６年から始まった伝統のレースで

日本で最も古く伝統のある国際格式レースです

実は私は今回のレース（予選１回）を含めて３回目・・・しかし過去１度も「完走」はありませんでした、過去２度は暑さに負けてレースが終わる前に

撤収すると言うありさま今回こそは！と今までに無い気持ちで今回のレースに臨みます、それほど体力は無いからもしかしたら１０００ｋｍは

これが最後の観戦かも知れないし

この大会の見所はなんと言ってもスプリントレースの耐久レースという図式、チームによってはシリーズ戦のレギュラードライバー２人体制の所もあれば

助っ人ドライバー３人体制の布陣を取るチームもあり各チームの戦略は吉と出るか凶と出るか・・・・

個人的な目的は応援しているチームと春に獲り損ねたマシンを撮ること、しかし改良されたＡＷＤインプレッサは残念ながらエントリー取り消し

来年までのお楽しみになりました

朝６時半の時点でサーキットの駐車場はほぼ満車、今日のメインレースは１３：００〜１９：００頃までの６時間ですよ・・・

皆さんわかってる？まずは観戦ポイントを決めるべく１３０Ｒかヘアピンかで悩む・・・朝の時点でかなり暑くなっているサーキット、

何度かこことメインゲートを往復するのだからなるべく遠くには行きたくない

ピットウォークと１０００ｋｍヒストリー展がある為効率よくここに来ないといけませんからね、さて取材開始です

この場所で初めて生で見るマシンに出会う、その名はニッサンＲ９０ＣＰ（１９９０）８００馬力を超えるパワーを誇るモンスターマシンいずれちゃんと紹介します

ピットウォークは毎度の事ながら大渋滞・・・主催者側ももっと配慮してくださいよ、今回は時間をゆったりと取ってくれましたけど相変わらず危険です

ドライバーの方も全く姿を現さないチームや少しだけ顔出しするチームなど一応ピットウォーク券を購入する訳ですからサービスは忘れないで欲しいですね

いよいよ決勝戦が始まりました、ここで意外と言っては失礼だがＧＴ３００のポールポジションは韓国のクムホタイヤを履くプロμ太陽石油セリカ

ＧＴ５００はカルソニックインパルＺがポールポジションからスタートです

今回のレースはとにかく最後まで生き残ることが最低条件で１５位までポイントが付きます、特に５００クラスはエントリーが１５台ですのでリタイヤしなければ

最低１ポイントは取れるのです、この１ポイントでタイトル争いは最後は泣き笑いになるんです

序盤から通常のＧＴ３００ｋｍのような激しいポジション争いの中私とレイジュンサポーターの田中先生と言う「最凶」コンビの待つヘアピンコーナーは

トラブルエリアになりました、１９号車セリカがスピン！あおりを食って１８号車ＴＡＫＡＴＡ童夢ＮＳＸのリアに接触

その他にも２５号車エクリプスＡＤＶＡＮスープラが単独スピン、ヘアピン手前でクラッシュなどアクシデントが多発・・・

そういえばピットウォーク中優勝候補に土屋武士選手が乗る２５号車の名前を挙げていたっけ・・・私

隣で携帯サイトとラジオでチェックしていた田中先生から２３号車が失格！との情報が入る、井出選手が接触事故を起こしたのが発端

どうやらＧＴ３００のフォードＧＴ４０との接触がそもそもの発端でペナルティの裁定が出たのに走行を続けたその後無線が壊れたり、ピットウォールからの

指示の見落としなどが重なりなんと失格の裁定が出た、ここで助っ人ドライバーとしての仕事として最低限しないといけない仕事が出来なかったわけです

レースのアクシデントは仕方が無いしかし今回の場合、チームと優勝を目指すレギュラードライバーにはどう映ったのだろう

元々井出選手は応援していた選手で、フォーミュラドリームの頃からその速さを認めＦ１にステップアップした時は本当に嬉しかった、

しかしその反面井出選手には「撃墜王」という面もある、過去何レースこんな場面を見てきただろうか？

応援していたから言うが今回の失格裁定は真摯に受け止めて欲しい、言い訳の出来ない凡ミスだけに今後が心配・・・・

レースの後半になってくるとナイトセッションが始まるヘッドライトを点灯してレーシングスピードでサーキットを駆け抜けていくマシン達

最終的にＧＴ５００，３００ともポールトゥウィンを達成！最後の花火に酔いしれた、長丁場のレースで中だるみするかと思いましたが

いいレースが見れて良かったです