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観戦記
SUPER GTからフォーミュラニッポンなどの観戦記




10年秋のFN鈴鹿観戦記


今回の観戦記は2010年11月7日に行なわれたフォーミュラニッポン最終戦・鈴鹿の観戦記です
当日のレースプログラムは決勝が4レース行なわれます、フォーミュラニッポンが2レース、サポートレースとしてFCJ、シビックワンメイクレースが組まれていました

最終戦の鈴鹿は2レース制で行なわれる事になりました、今回のレースのポイントはボーナスポイントがあるという事
通常の1レースのポイントは優勝なら10ポイントなのですが今回の場合5ポイント+3ポイントで優勝者は8ポイントの得点を得る事が出来る
もし1,2レース連勝なら最大16ポイント、さらにポールポジション獲得ならさらに1ポイントを上乗せ出来るという事になります

このレースが始まるまでにタイトルの可能性のある選手は6名
J・P・デ・オイリベイラ、アンドレ・ロッテラー、小暮 卓史、昨年王者のロイック・デュバル、平手 晃平、大嶋 和也選手

1レース目をどう攻めるかで2レース目の戦略が決まってくる
1レース目は20周のスプリント、2レース目は10周目以降にタイヤ交換義務がある28周のレース、この周回数では1レース目はそれほど波乱は起きないか・・・?

ではサポートレースから見て行きましょう
既にチャンピオンが決定しているFCJ(フォーミュラチャレンジジャパン)は王者・中山 雄一選手、スタートで出遅れるがその圧倒的なスピードで
トップに立つとそのまま独走で10勝目12戦中の10勝ですからその実力は今後どのカテゴリーに行くか判りませんが注目したい選手ですね
FCJ王者中山雄一
次にメインレースより盛り上がったかもしれないシビックワンメイクレース
3連覇に挑む松井 隆幸選手に襲い掛かるのは、SUPER GTでおなじみの谷口 信輝選手
今回のレース谷口選手が優勝、松井選手がノーポイントなら同ポイントで谷口選手が(優勝回数の差で)総合王者に
レースはSUPER GT500クラスに参戦している金石 年弘選手とGT300クラスに出場してる谷口選手の一騎打ち、この2台だけがトップ争いを演じている
SUPER GTドライバーの戦い優勝した谷口 信輝選手
ところが3連覇を目前に松井選手のマシンにトラブル発生ズルズルと順位を落とし、ポイント圏外に・・・
ここから谷口選手が猛チャージ、トップを奪って優勝を決めた少なくともこの時点ではインターカップ王者の筈だったが、過去のレースで失格のレースがあり
再逆転で松井 隆幸選手が3連覇達成、しかしこのレース上位争いは面白かったですよ

そしてメインレースのフォーミュラニッポン1レース目はロイック・デュバルがマシントラブルを抱えながらも優勝
これにより2レース目では上位4人がタイトルの権利を持って戦う事になりました
ロイック・デュバル小暮 卓史
2レース目はオープニングラップでJ・P・で・オリベイラがスタートを決めたがで2周目で小暮 卓史が先頭を切って逃げる展開になりました
今回のタイヤ交換義務はあるのですが、どうやらナカジマレーシングは給油作業もあるという情報がラジオから流れた
軽い状態で何処まで逃げる事ができるのか?いやそれだけのリードを築けるのか?
タイヤ交換は予想通り1本しか変えない選手もいて5秒台でコースに復帰する、ここで小暮選手の戦略はタイヤ4本交換に給油作業が・・・
なんとここで痛恨のエンジンストールで23秒もの時間を費やしてしまった

コースに復帰した時にはアンドレ・ロッテラーにも先行されて3位に後退、優勝はデ・オリベイラの手に
ウィニングラン中のデ・オリベイラランキング2位のアンドレ・ロッテラー
優勝インタビューで監督の星野さんが、今季参戦出来るかどうかの状態だった事を明かす、ナカジマレーシングも大口スポンサーも無い状態だし
フォーミュラニッポンのトップチームですら台所事情は非常に厳しい、スポンサー的にも美味しくない興行なのでしょう
それでも参戦しているチームはトップカテゴリーに相応しい戦いを繰り広げています

実際この日の観客は決勝日1万6千人ほど、この数字考えたくないほど低い数字です、あの広いサーキットでこの人数ですよ
阪神タイガースの試合なら甲子園1試合で5万人動員できるのに

レース自体はハイレベルですが、どんどんマニアックな世界に突き進んでいるんでしょうか?
そろそろフォーミュラニッポンというカテゴリーをどうしたいのか?真剣に協会とチームが知恵を出す必要があると思います










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